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【相性バツグン】AWS初心者でも簡単にできる!WordPressの導入方法を解説

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「WordPressをAWSで運用する方法が分からず、うまくいかない」

WordPressをAWSで運用する方法には様々な落とし穴があります。初めての人には、何から手をつけてよいか分からずに挫折してしまうことも多いでしょう。

この記事では、初めてAWSでWordPressを運用する人でも簡単に導入できる方法を紹介します。AWSのサービスに詳しくなくても、手順を追って実践すれば、自分でWordPressをAWSで運用することができるようになります。

筆者はAWSエキスパートであり、多くの企業や個人にAWSに関するコンサルティングを提供してきました。また、自身でもWordPressをAWSで運用しているため、実際の経験をもとにお話ししていますよ。

この記事を読むことで、AWSを使ったWordPressの導入方法についての不安が解消されます。また、AWSを使ったWordPressの運用のメリットやデメリットもわかるため、自分にとって最適な方法を選ぶことができますよ。

では、早速AWSでWordPressを運用する方法を見ていきましょう。

Contents
  1. WordPressにおける「AWS」とは何?
  2. AWSでWordPressを構築するメリット
  3. AWSでWordPressを構築するデメリット
  4. AWSを使ってWordPressサイトを構築する手順
  5. いま持っているWordPressサイトをAWSに移行する方法
  6. AWSにWordPressを構築するときのパターン7選
  7. 【補足】Amazon LightsailとEC2の違いについて
  8. Amazon LightsailにWordPressを導入する手順
  9. WordPressとAWSに関するQ&A
  10. まとめ
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WordPressにおける「AWS」とは何?

AWS(Amazon Web Services)は、Amazonが提供するクラウドコンピューティングサービスの一つであり、WordPressのようなWebアプリケーションをホスティングするための選択肢の一つとして利用されることがあります。

そして世界中の多くの企業や個人が利用するクラウドコンピューティングサービスの一つであり、2023年の時点で市場シェアは約3o%となっています(出典: グローバルのクラウドインフラ市場、市場の成長率が鈍化する中でAWSがシェア30%超を維持)。

ちなみにAWSを利用することで、WordPressのようなWebアプリケーションを安定かつスケーラブルにホスティングすることができます。AWSは、EC2という仮想サーバーを提供しており、WordPressをインストールすることができますよ。

また、AWSには、WordPressに最適化されたAMI(Amazon Machine Image)が用意されているため、手軽にWordPressを構築することができます。

まとめるとAWSは、Amazonが提供するクラウドコンピューティングサービスの一つであり、WordPressのようなWebアプリケーションをホスティングするための選択肢の一つとして利用されることがあります。

そしてAWSを利用することで、WordPressを安定かつスケーラブルにホスティングすることができますよ。また、AWSには、WordPressに最適化されたAMIが用意されているため、手軽にWordPressを構築することができます。

AWSでWordPressを構築するメリット

ここではAWSでWordPressを構築するメリットについて、いくつか紹介していきますね。

必要なサービスがパッケージ化されている

AWSは、WordPressに必要なサービスがすべてパッケージ化されているため、簡単かつ迅速にWordPressの構築が可能です。

何故ならWordPressに必要なWebサーバーやデータベースなどのサービスをパッケージ化し、Amazon Lightsailとして提供しているから。これにより、初心者でも簡単にWordPressを構築することができるんですね。

例えばAmazon Lightsailを使用してWordPressを構築する場合、AWSが提供する「WordPress on Lightsail」というアプリケーションを選択するだけで、必要なサービスが自動的にインストールされます。これにより、手動でWebサーバーやデータベースを設定する手間が省けますよ。

AWSのパッケージ化されたサービスにより、初心者でも簡単にWordPressの構築が可能になります。また、手動で設定する手間も省けるため、時間と労力を節約できます。

導入費用を抑えられる

AWSでWordPressを構築するメリットの一つは、導入費用を抑えられることです。AWSのクラウドサービスは、従量課金制であるため、必要な分だけのリソースを使用することができますよ。

従って、自社のサーバーを構築する場合に比べて、初期投資を抑えられるんですね。

またAWSは「無料利用枠」を提供しており、一定の範囲内であればAWSのリソースを無料で利用することができます。これにより、導入費用をより抑えることができます。

例えばAWSのEC2を利用してWordPressを構築する場合、1か月あたり数ドルから十数ドル程度の費用で運用することができます。

これに対して、自社でサーバーを構築する場合は、サーバーの購入費用や設置費用、設定費用などがかかるため、導入費用が高くなる可能性がありますよ。

料金プランを固定することもできる

AWSは、固定制の料金プラン(Amazon Lightsail)を提供しているため、予算管理が容易であるというメリットがあります。

また、必要なリソースを自由にスケーリングすることができるため、無駄なコストを抑えることができます。

例えばAmazon Lightsailの最も基本的なプランである「$3.50/month」プランを選択した場合、1か月あたりの料金が$3.50となって予算管理がしやすくなりますよね。また、必要な場合には、より高性能なプランにスケーリングすることもできます。

WordPressの自動インストールに対応している

AWSでWordPressを構築する場合、自動インストールによって手軽に簡単にWordPressを導入できるため、初心者でも安心して利用できます。

Amazon Lightsailを利用することで、WordPressの自動インストールが可能となっていますよ。

そして自動インストールを利用することで、手間や時間を省きながら手軽にWordPressを導入できるため、初心者でも安心して利用することができます。

ちなみにAWSの公式サイトでは、Amazon Lightsailを利用してWordPressの自動インストールを行う手順が詳しく紹介されています。

さらにAWSには多くのユーザーがいるため、WordPressの自動インストールに関する質問やレビューが多く寄せられており、その中には初心者でも簡単にWordPressを導入できたという声もあります。

かずひさ
かずひさ

自分と同じ疑問がアップされてたら、すぐに解決できる。

Amazon EC2への移行が可能

AWS上でWordPressを構築するメリットの一つは、Amazon EC2に移行することができる点です。EC2はスケーラブルで高可用性・柔軟性に優れたクラウドコンピューティングサービスであり、WordPressのようなWebアプリケーションをホストするために最適ですよ。

またAWSからEC2への移行は容易であるため、自社のニーズに応じたカスタマイズや拡張も簡単に行えます。

例えばEC2を利用することで、多数のユーザーがアクセスするような大規模なWordPressサイトでも高いパフォーマンスを発揮し、クラッシュやダウンタイムを防ぐことができます。また、EC2を利用することで、WordPressの拡張機能やプラグインを自由に追加することができますよ

自由度が高い(拡張性に優れる)

AWSでWordPressを構築するメリットの一つは、自由度が高いことです。AWSでは、様々なサービスが提供されており、それらを組み合わせることで、自由にサーバー環境をカスタマイズすることができますよ。

またAWS上で動作するWordPressには、豊富なプラグインやテーマが用意されており、自由度が高いため、オリジナルのWebサイトを作成することができます。

例えば、RDSを使用することで、データベースをAWS上で管理することができます。また、S3を使用することで、静的コンテンツをAWS上に置くことができます。これらのサービスを組み合わせることで、高度なWebサイトを構築することができるでしょう。

セキュリティを強固にでき、Webサイトのダウンも防げる

AWSでWordPressを構築するメリットの一つに、セキュリティを強固にできることが挙げられます。AWSは、多層防御によりDDoS攻撃やSQLインジェクション攻撃などの攻撃からサイトを守ることができますよ。

またAWSのセキュリティグループやネットワークアクセスコントロールリスト(NACL)などの機能を活用することで、不正なアクセスからサイトを保護することができます。

ここまで多数のセキュリティを配備している背景には、AWS自体がISO 27001、PCI DSS、SOC 1/2/3などのセキュリティ規格に準拠していることが挙げられます。

また、AWSのセキュリティ機能は、AWSのグローバルインフラストラクチャを活用することで、世界中のユーザーからの攻撃をリアルタイムで監視することができ、攻撃を検知した場合には、自動的に防御措置を講じてくれますよ。

たとえばAWSのセキュリティグループを設定することで、特定のIPアドレスからのアクセスを制限して不正なアクセスを防いだり、AWSのウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)を活用することで、SQLインジェクション攻撃やXSS攻撃からサイトを保護することができます。

AWSでWordPressを構築するデメリット

ここではAWSでWordPressを構築するデメリットについても紹介していきますね。

専門的な知識が必要となる

AWSでWordPressを構築する際には、専門的な知識が必要となることがあるため、初心者には少しハードルが高いかもしれません。

AWSは、クラウドインフラストラクチャの分野で世界的に有名な企業であり、多くの専門家やエンジニアが利用しています。しかしだからこそ、AWS使用の難易度が上がっているのかも。

例えばAWSのEC2インスタンスを操作する場合、Linuxコマンドラインに精通している必要があります。また、AWSには多くのサービスがあるため、どのサービスを選択すべきか、どのように設定すべきかを理解することが重要ですよ。

ちなみにAWSでWordPressを構築する際には、以下のような専門的な知識が必要となる場合があります。

  • EC2インスタンスの起動と停止方法
  • セキュリティグループの設定方法
  • データベースの設定方法
  • ドメイン名の設定方法
  • SSL証明書のインストール方法

まとめるとAWSでWordPressを構築する際には、専門的な知識が必要となることがあるため、初心者には少し敷居が高いかもしれません。

しかしAWSは拡張性や柔軟性に優れ、セキュリティも強固であるため、適切な知識を身につけて利用することで、高品質なWebサイトを構築することができます。

従量課金制のためコストが想定以上になるケースも

AWSでWordPressを構築する際には、従量課金制のため、想定以上のコストがかかる可能性があることに注意が必要です。

AWSの利用料金は、インスタンスやストレージなどのリソース使用量に応じて従量課金制で計算されます。つまり、利用した分だけ料金が発生するため、Webサイトのアクセス数やコンテンツ量に応じてコストが増える可能性があるんですね。

また料金計算は複雑であり、複数のサービスを利用する場合には、それらのサービスの相互作用によってコストが想定以上になることがあるため、適切な計画と予算管理が必要です。

例えばEC2インスタンスでWordPressを運用する場合、サーバーのCPUやメモリなどのスペックによって利用料金が変わります。

またRDSやS3などのストレージサービスを利用する場合にも、使用量に応じて料金が発生しますよ。これらの料金が想定以上になることがあるため、事前に適切な見積もりと予算管理が必要です。

AWS側の障害が起きる可能性がある

AWSでWordPressを構築する際のデメリットの一つとして、AWS側の障害が起きる可能性があることが挙げられます。

AWSは世界中の多数の企業や個人が利用しているクラウドサービスですが、その規模が大きいために稀に障害が起きることがあるんですね。

実際にAWSの障害によって影響を受けたWebサイトの例としては、2017年2月28日の障害では、多数の企業のWebサイトやアプリケーションがダウンしました。一部の大手企業では、AWSの障害によって数百万ドルの損失を被ったとも言われています。

また2020年11月25日の障害では、AmazonのオンラインストアやNetflixなどのストリーミングサービスなどが一時的にダウンし、ユーザーに影響を与えました。

まとめるとAWSでWordPressを構築する際のデメリットの一つとして、AWS側の障害が起きる可能性があることが挙げられます。過去にはAWSの障害によって多数のWebサイトやアプリケーションがダウンし、企業に大きな損失をもたらす事態も発生していました。

しかしAWSは世界中の多数の企業や個人が利用しているクラウドサービスであるため、その信頼性は高いと言えます。

AWSを使ってWordPressサイトを構築する手順

AWSを使ってWordPressサイトを構築する手順について、以下にまとめます。

1.AWSアカウントを作成する

AWSを利用するためには、AWSの公式サイトからアカウントを作成する必要があります。アカウント作成にはクレジットカードの登録が必要となります。

2.EC2インスタンスを起動する

EC2インスタンスとは、仮想サーバーのことです。WordPressを動作させるためには、EC2インスタンスを起動する必要があります。インスタンスの起動には、インスタンスタイプやAMIなどを選択する必要があります。

3.セキュリティグループの設定を行う

EC2インスタンスにはセキュリティグループと呼ばれる設定があり、外部からのアクセスを制限することができます。WordPressを動作させるために必要なポートを開放するために、セキュリティグループの設定を行います。

4.WordPressをインストールする

EC2インスタンスにログインし、WordPressのインストールを行います。インストールには、ApacheやMySQLなどのソフトウェアをインストールする必要があります。

5.ドメインを設定する

WordPressサイトを公開するためには、ドメインの設定が必要です。AWS Route53や、外部のドメインサービスを利用して設定を行います。

以上が、AWSを使ってWordPressサイトを構築する手順の概要です。詳細な手順や設定方法は、AWS公式ドキュメントなどを参考にしてください。

いま持っているWordPressサイトをAWSに移行する方法

既存のWordPressサイトをAWSに移行する手順は以下の通りです。

  1. 既存のWordPressサイトをバックアップする。
  2. AWS EC2にWordPressをインストールする。
  3. 既存のWordPressデータをAWS RDSに移行する。
  4. S3に静的ファイルをアップロードする。
  5. セキュリティグループの設定を行う。
  6. ドメインの設定を行う。

WordPressサイトをAWSに移行することには、サイトの安定性やスケーラビリティを高めるメリットがあります。AWSに移行することでサイトの速度や可用性を向上させることができ、AWSのセキュリティ機能を活用することで、サイトのセキュリティ強化が可能です。

そして以下は、既存のWordPressサイトをAWSに移行する手順の一例ですよ。

今のWordPressサイトをバックアップする。

既存のWordPressサイトのバックアップを行います。バックアップは、WordPressのデータベースやファイルなどすべてを含むようにします。

AWS EC2にWordPressをインストールする。

AWS EC2上にWordPressをインストールします。WordPressをインストールする際には、WordPressの最新バージョンを利用し、必要なプラグインをインストールします。

既存のWordPressデータをAWS RDSに移行する。

AWS RDSにデータを移行するためには、既存のWordPressデータをバックアップし、そのデータをRDSにインポートする必要があります。RDSにデータをインポートする方法は、MySQLのコマンドを利用するか、phpMyAdminを利用する方法があります。

S3に静的ファイルをアップロードする。

AWS S3に静的ファイルをアップロードすることで、サイトの読み込み速度を向上させることができます。静的ファイルは、画像やCSS、JavaScriptなどがあります。

セキュリティグループの設定を行う。

AWSのセキュリティグループを設定することで、サイトのセキュリティを向上させることができます。セキュリティグループを設定することで、不正アクセスやDDoS攻撃などのセキュリティ脅威からサイトを保護することができます。

ドメインの設定を行う。
最後に、ドメインの設定を行います。以下の流れで進めるのがオススメですよ。

  1. AWS上に移行したWordPressサイトのIPアドレスを確認する。
  2. ドメインを取得するか、既に所有している場合はドメインの管理画面にログインする。
  3. DNSの設定を変更する。ドメインのAレコードをAWS上のIPアドレスに変更する。
  4. 変更が反映されるまで数時間から1日程度かかる場合があるため、反映されるまで待つ。

以上がWordPressサイトをAWSに移行した後、ドメインの設定を行う手順です。DNSの設定変更に関しては、ドメインの管理画面の設定方法によって異なる場合がありますので、注意しましょう。

AWSにWordPressを構築するときのパターン7選

パターン1:ロードバランサ+オートスケーリングインスタンス

WordPressをAWS上に配置する場合、ロードバランサとオートスケーリングを組み合わせることで、トラフィックが急増した際にもサイトが落ちずに安定して動作することができます。

ロードバランサとオートスケーリングを使用することで、トラフィックの増加に応じて自動的にインスタンスを増減させることができます。これにより、急激なアクセス増加にも対応でき、サイトの安定性を確保できますよ。

AWSの公式サイトによると、オートスケーリングは、ユーザーが定義したルールに従ってEC2インスタンスの数を自動的に増減させることができる機能であり、トラフィックの急激な増加に対して、迅速にスケールアップすることができます。

また、ロードバランサは、アプリケーションへのトラフィックを複数のEC2インスタンスに自動的に分散させることができる機能であり、負荷分散と高可用性を実現することができます。

以下は、ロードバランサとオートスケーリングを使用したWordPressの実例です。

・Webサーバー: EC2インスタンス(Amazon Linux 2 + Apache + PHP + WordPress)
・データベース: Amazon RDS(MySQL)
・ロードバランサ: Application Load Balancer
・オートスケーリング: Auto Scaling Group

この構成を採用することで、ユーザーのアクセスに応じて、自動的にインスタンスをスケールアップすることができます。また、ロードバランサにより、アクセスを分散させることで負荷を分散させることができ、サイトの高可用性を確保できますよ。

ロードバランサとオートスケーリングを使用することで、WordPressをAWS上に配置する際の安定性と可用性を高めることができます。トラフィックが増加した際にも、自動的にインスタンスを増減させることで、サイトのパフォーマンスを確保することができますよ。

ただし、設定には一定の知識が必要であるため、専門家のサポートを受けることがオススメです。

パターン2:Webサーバー1台、DBサーバー1台

AWSにWordPressを置く場合、WebサーバーとDBサーバーを分ける「パターン2」がおすすめです。この方が、耐久性、拡張性、セキュリティなどが向上するため、サイトの安定運営につながるからです。

以下の理由により、Webサーバー1台、DBサーバー1台の構成が推奨されます。

・耐久性:WebサーバーとDBサーバーを分けることで、各サーバーの負荷を分散させることができます。また、DBサーバーがダウンした場合でもWebサーバーは動作し続け、サイトのダウンを防ぐことができます。

・拡張性:WebサーバーとDBサーバーを分けることで、必要に応じて両方のサーバーを独立してスケールアップできます。例えば、Webサーバーだけをスケールアップすることで、大量のトラフィックに対応できます。

・セキュリティ:WebサーバーとDBサーバーを分けることで、それぞれに最適なセキュリティ対策を施すことができます。また、DBサーバーには重要なデータが保存されるため、Webサーバーからの攻撃を防ぐためにも、分離することが重要です。

実際に、EC2インスタンス1台でWordPressを運用していた場合、大量のアクセスがあった場合にサイトがダウンすることがありました。その後、WebサーバーとDBサーバーを分けることで、サイトの安定性が向上しました。

AWSにWordPressを置く場合、Webサーバー1台、DBサーバー1台の構成がおすすめです。この構成は、耐久性、拡張性、セキュリティなどが向上するため、サイトの安定運営につながります。

パターン3:Webサーバー1台、RDS1台

パターン3は、WordPressのWebサーバーとRDSを別々に構築するため、可用性が向上するメリットがあります。また、RDSの管理をAWSに任せることで、データベースの安定性が高まります。しかし、RDSの使用にはコストがかかります。

・可用性の向上:Webサーバーとデータベースを分けることで、各サーバーの負荷が分散され、システム全体の可用性が向上します。

・データベースの安定性:RDSはAWSによって管理されるため、データベースのバックアップ、スケールアップなどの作業をAWSが代行してくれるため、データベースの安定性が高まります。

以下は、パターン3を使用したWordPressの構築例です。

  • AWSコンソールからRDSを作成する。
  • RDSのエンドポイントを取得する。
  • EC2インスタンスを起動し、WordPressをインストールする。
  • WordPressの設定ファイルを編集して、RDSのエンドポイントを指定する。
  • セキュリティグループを設定して、EC2インスタンスからRDSにアクセスできるようにする。

パターン3では、WebサーバーとRDSを分けることで可用性が向上し、データベースの安定性が高まるため、大規模なWordPressサイトの構築に適しています。ただし、RDSの使用にはコストがかかるため、予算や必要な機能に応じて最適な構成を選択する必要がありますよ。

パターン4:Webサーバー2台、RDS(MySQL)1台

パターン4では、Webサーバーを2台構成し、負荷分散を行うことで、Webサイトの応答性能や可用性を向上させることができます。また、RDS(MySQL)を利用することで、データベースの冗長性を確保することができますよ。

Webサイトのアクセスが増加した場合、1台のWebサーバーでは処理しきれず、サイトのレスポンスが悪化する可能性があります。そこで、Webサーバーを複数台構成し、負荷分散を行うことで、Webサイトの応答性能を向上させることができるんですね。

また、データベースについても、冗長性を確保することで、データの永続性や可用性を向上させることができます。

例えばEC2インスタンス2台と、RDS(MySQL)1台で構成されるWordPress環境を構築することができます。

そしてWebサーバーには、Amazon EC2インスタンスを利用し、ロードバランサーを使用して負荷分散を行います。また、データベースには、Amazon RDS(MySQL)を利用し、マルチAZ構成を採用することで、高可用性を確保しますよ。

パターン4では、Webサーバーを2台構成し、負荷分散を行うことでWebサイトの応答性能や可用性を向上させることができ、また、RDS(MySQL)を利用することで、データベースの冗長性を確保することができます。

このような構成にすることで、Webサイトのスケーラビリティを高め、トラフィックの増加に対応できるようになりますよ。

パターン5:Webサーバー2台、Multi-AZのRDS

パターン5では、Webサーバーを2台立て、RDSをMulti-AZにすることで、高可用性と耐久性の向上が期待できます。

Multi-AZ RDSを使用することで、1つのAZが障害を起こしても、別のAZに自動フェイルオーバーされるため、サーバーのダウンタイムを最小限に抑えることができます。

さらに2台のWebサーバーを使用することで、1台のWebサーバーに障害が発生しても、もう1台が引き継ぎを行うことができるんですね。また、負荷分散を行うことで、Webサイトの応答性を向上させることができます。

例えば、EC2インスタンスとRDSを同一AZに配置している場合、そのAZに障害が発生した場合、EC2インスタンスとRDSが同時にダウンしてしまいます。

しかし、Multi-AZ RDSを使用することで、別のAZに自動フェイルオーバーされるため、EC2インスタンスが利用可能な状態を維持できますよ。

また、2台のWebサーバーを使用することで、Webサイトの応答性を向上させることができます。

パターン5では、高可用性と耐久性を向上させるために、Webサーバーを2台立て、Multi-AZのRDSを使用することを推奨します。2台のWebサーバーとMulti-AZ RDSを使用することで、障害発生時のサーバーダウンタイムを最小限に抑え、Webサイトの応答性を向上させることができます。

パターン6:CloudFront+ec2インスタンス

CloudFrontとEC2インスタンスを使うことで、WordPressサイトの速度と可用性を向上させることができます。ただし、コストが増加することにも注意が必要。

CloudFrontは、AWSのCDN(コンテンツデリバリーネットワーク)であり、世界中のエッジロケーションにコンテンツをキャッシュし、ユーザーに最も近いエッジロケーションからコンテンツを提供することができます。

これにより、ユーザーの待ち時間が短縮され、サイトの読み込み速度が向上します。また、CloudFrontはAWSのグローバルネットワークに接続しているため、ユーザーからのトラフィックが集中しても、サイトの可用性が高い状態を維持できますよ。

そしてEC2インスタンスは、AWS上の仮想マシンであり、WordPressのWebサーバーとして使用できます。CloudFrontと組み合わせて使用することで、WordPressサイトの速度と可用性を向上させることができるでしょう。

以下は、CloudFrontとEC2インスタンスを使用してWordPressサイトを構築するための一般的な手順です。

  1. EC2インスタンス上にWordPressをインストールする。
  2. CloudFrontディストリビューションを作成し、EC2インスタンスをオリジンとして設定する。
  3. ドメイン名をCloudFrontディストリビューションに関連付ける。

CloudFrontとEC2インスタンスを使用することで、WordPressサイトの速度と可用性を向上させることができます。ただし、コストが増加することにも注意が必要ですね。

また、CloudFrontはキャッシュされたコンテンツを提供するため、リアルタイムのデータの反映などが必要な場合は、適切な設定が必要になります。

パターン7:AWS WAF+CloudFront+ec2インスタンス

AWSにWordPressを置く場合、AWS WAFとCloudFrontを利用することでWebアプリケーションの安全性を向上させることができます。また、CloudFrontを利用することでコンテンツの高速配信が可能となり、ユーザーエクスペリエンスの向上にもつながりますよ。

AWS WAFは、Webアプリケーションの脆弱性から保護するためのマネージド型のWebアプリケーションファイアウォールであり、攻撃者からの攻撃をブロックすることができます。

また一般的な脆弱性をカバーする予め設定されたルールに加え、カスタムルールを設定することができるため、柔軟な対応を可能としていますよ。

そしてCloudFrontは、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)サービスであり、コンテンツを近接した場所にキャッシュして配信することで、高速かつ安定した配信を実現します。

さらに世界中に配置されたエッジロケーションからコンテンツを配信するため、ユーザーの帯域幅や地理的な距離に関係なく高速かつ安定した配信が可能。

実際にAWS WAFとCloudFrontを利用することで、多くの企業がWebアプリケーションのセキュリティとパフォーマンスを向上させています。

例えばAWSの公式ウェブサイトは、AWS WAFとCloudFrontを利用しています。また、ドコモのウェブサイトもAWS WAFとCloudFrontを利用しており、脆弱性から保護しつつ高速配信を実現していますよ。

【補足】Amazon LightsailとEC2の違いについて

Amazon Lightsailはコストが比較的低く、EC2に比べて設定が簡単であるため、小規模なウェブアプリケーションや個人ブログなどの軽量なWebアプリケーションに最適です。

一方でEC2は、柔軟性に優れ、多様なアプリケーションをホスティングできます。大規模なWebアプリケーションや、高度なカスタマイズが必要な場合はEC2を選択する方が適していますよ。

それぞれの違い1:コスト

Amazon Lightsailは、AWS EC2の価格に比べて比較的低い料金で、単純なアプリケーションのセットアップには適しています。

一方、EC2は複雑なセットアップが可能であり、リザーブドインスタンスやスポットインスタンスなど、コスト削減のためのオプションも多数用意されています。(出典:Amazon Lightsail の料金

それぞれの違い2:柔軟性

EC2は、豊富なインスタンスタイプ、カスタムAMI、および多数のサードパーティツールにより、あらゆる種類のアプリケーションに適した柔軟な環境を提供します。

Lightsailは、単純で使いやすいユーザーインターフェイスを提供することで、最小限の設定で軽量なアプリケーションを素早くセットアップできますよ。

実例としては、個人ブログや小規模なECサイトをホスティングする場合、Amazon Lightsailが十分なリソースを提供し、低コストで済ませることができます。

一方、大規模なWebアプリケーションや、カスタマイズが必要な場合は、AWS EC2を選択することで、柔軟な設定ができ、より高度なコントロールが可能になります。

Amazon LightsailにWordPressを導入する手順

Amazon LightsailにWordPressを導入する手順は、以下の通りです。

  1. Amazon Lightsailインスタンスを作成する
  2. WordPressのインストール
  3. セキュリティグループを設定する
  4. SSL/TLS証明書を取得する
  5. ドメインを設定する

Amazon Lightsailは、AWSのクラウドサービスでありながら、初心者でも簡単に扱える仕組みが整っています。WordPressもAWS Marketplaceから簡単にインストールすることができ、セキュリティグループやSSL/TLS証明書も手軽に設定できますよ。

以下に、Amazon LightsailにWordPressを導入する手順を具体的に説明します。

1.Amazon Lightsailインスタンスを作成する

AWS Management Consoleにログインし、Amazon Lightsailのページに移動する。
「インスタンスを作成する」ボタンをクリック。そしてプラン・インスタンスの名前・リージョン・OS・アプリケーション(WordPress)を選択し、インスタンスを作成しましょう。

2.WordPressのインストール

インスタンスにログインし、WordPressのインストールコマンドを入力する。インストールが完了すると、WordPressの管理画面にアクセスすることができますよ。

3.セキュリティグループを設定する

Amazon Lightsailのダッシュボードから、作成したインスタンスの詳細ページに移動しましょう。

そして「ネットワーク」タブ→「アウトバウンドトラフィック」を許可。最後に「ファイアウォール」タブ→「インバウンドトラフィック」を許可でOK。

4.SSL/TLS証明書を取得する

Amazon Lightsailのダッシュボードから、作成したインスタンスの詳細ページに移動する。
「ネットワーク」タブ→「ドメイン」タブに移動しましょう。

そして「SSL/TLS証明書を取得する」ボタンをクリックし、証明書を取得します。

5.ドメインを設定する

ドメインの設定は、Amazon Lightsailで行うこともできますが、ドメインを取得している場合は、ドメインレジストラで設定を行うこともできます。

設定方法は、各レジストラによって異なりますが、Amazon Lightsailのダッシュボードから「DNSエントリ」をクリックし、表示されたDNS情報をレジストラに登録する必要があります。

具体的には、以下の手順に従って設定を行ってください。

  1. Amazon Lightsailで、WordPressをインストールしたインスタンスを開きます。
  2. パブリックIPアドレスをコピーします。
  3. Amazon Lightsailのダッシュボードに戻り、「DNSエントリ」をクリックします。
  4. 「A/AAAA」タブをクリックし、IPアドレスを入力します。
  5. 「保存」をクリックします。

これで、Amazon LightsailでWordPressをホストしているサイトにアクセスするためのDNS設定が完了しました。

ただし、DNS情報の変更には時間がかかる場合があるため、完全に反映されるまでには数時間かかる場合があります。

WordPressとAWSに関するQ&A

ここでは「WordPressとAWSに関するQ&A」を紹介しますね。

Q.Amazon LightsailでWordPressを運用するのにかかる料金は?

Amazon LightsailでWordPressを運用する場合、プランや使用するリソースによって料金が異なります。一般的に、最低プランでも月額3.50ドルから利用できます。

以下に、Amazon LightsailでWordPressを構築する場合の料金例を示します。

  • プラン:$3.50/month
  • インスタンス:512MB RAM, 1 vCPU
  • ストレージ:20GB SSD
  • トラフィック:1TB/month

※2023年4月現在の価格です。料金は変動する場合がありますので、公式サイトを確認することをおすすめします。

AWSでWordPressを運用する場合、EC2やLightsailなどのインスタンスを作成し、WordPressをインストールすることが一般的です。Lightsailを利用する場合は、最低プランでも月額3.50ドルから利用できますよ。

まとめ

WordPressをAWSで運用することで、高いパフォーマンスやセキュリティを実現できるというメリットがあります。AWSを利用するためには、EC2やLightsailなどのサービスを利用することができます。

また、WordPressをインストールするためには、Amazon Machine Image(AMI)を利用することもできますよ。

そしてこれまでの内容をまとめると、以下のようになります。

【WordPressをAWSで運用するメリット】

・高いパフォーマンスやセキュリティを実現できる
・AWSの多彩なサービスを活用できる
・Amazon Machine Image(AMI)を利用することで、WordPressのインストールが簡単にできる

【AWSでWordPressを運用する方法】

・EC2やLightsailなどのサービスを利用する
・Amazon Machine Image(AMI)を利用してWordPressをインストールする

【重要なポイント】

・AWSを利用することで、高いパフォーマンスやセキュリティを実現できる
・EC2やLightsailなどのサービスを利用することで、WordPressを簡単に運用できる
・Amazon Machine Image(AMI)を利用することで、WordPressのインストールが簡単にできる

AWSを利用したWordPressの運用には、初めての方でも簡単に設定できる手順があり、高いパフォーマンスやセキュリティを実現できるため、企業や個人事業主など、ビジネスを行う上でも非常に有効です。

さらに、AWSは多彩なサービスを提供しており、様々な用途に対応できるため、拡張性にも優れていますよ。

AWSを利用したWordPressの運用に興味がある方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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